悠久バプテスマ

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孤独が趣味的生活を追い落とす

 俺はポケ森ガチ勢をやめたぞジョジョーッ! というのも、せっかくやってもパラメータの上限に達していることによって、無駄が生じてしまうからです。建物を建てないと動物との親愛度の上限が増えず、建物を建てるよう設定しても、建つまでに72時間とかかかるので、どうしても上限のままのやつがいて、贈り物をしても親愛度が捨てられちゃう。そういう悲しみを感じていると、ふと、なんで俺は動物に3時間ごとに贈り物をしているのか、という疑問が生じて、なんか我に返ってしまい、不毛感が頭をもたげてくる。という理由です。まあちょいちょいは、やります。
 不毛感といえば、この頃は人生そのものに不毛感がある。なんか日々の暮らしはまあそれなりに、物質的には楽しくやっているのだけど、それ以外がどうもね。俺はかなり飽き性……のような、そうでもないような。配信とか、気に入ったシミュレーションゲームとかは10年とか800時間とかやってるんだけど、基本的には割と簡単に飽きてしまう。んで、人生そのものに飽き気味である。なんかダラダラとおもんなくてやばい。美味い飯食ったら美味いけど、言うて美味いだけやし、面白いゲームやっても面白いけど面白いだけ、とまでは思わんけど、それがどうした? って思う瞬間はある。昔、遊園地に、ゴムか何かでできた球体の中に入って、中で飛び回って遊ぶようなやつがあった記憶があるが、その中にずっといる感じ。その中にずっとおらなあかんかったとしても、中ですげー飛び方とかを研究して遊ぶ余地はいっぱいあるけど、球体ゴムの中でずっとそういうのをして、だから何なの? って感じ。結局、俺の脳が何を感じるかやんっていう感がすごい。じゃあ覚醒剤でよくない? みたいな。身も蓋もない。結局、そういう「だから何?」とか「脳内の問題やん」みたいに思ってしまう体験と、そうでなく得難いと感じる他の体験の差って、構造的な差異ではなく感動の大きさの違いなんだと思うんだけども、つまり普段の感動が少ないってことかもしれん。仕事では、目先のちっさい目標を、パズルを解く感覚でやっている。だからまあそうしている間は、俺はパズル好きだし、パズルならまあまあ熱心に時間を潰してあんまり不快感もなくできる。で、酒はなんかぼんやりできるから飲む。飯は美味いから食う。膨大な空白スケジュールをなんとか頑張って埋めてる感がすごい。しかも面倒がりだから、面倒かもしれんことはなるべくしないで済むような生き方をしている。24時間の大部分を必要以上に空けて、その空いた時間をどうでもいいことでなんとか埋める。クソゲーだと思う。すべて面倒くささがそうさせている。とにかく動くのがめんどくさい。
 人にウケようと思うことも結構な原動力で、それをテーマに時間を埋めている人もいっぱいいる。芸人とか経営者とかってそんな感じだと思うし、やりがいみたいなものを仕事に求める人も多いし、飲食店でも「お客さんに喜んでほしい」ってマジで思ってやってる人とかもいる。自分の手の届くちっさい範囲でも、社会全体みたいなおっきい範囲でも、そういうテーマを多からず少なからず持ってる人って多い。俺も作家志望とかゲームクリエイター志望とかやってた頃はそうだったんだけど、今はけっこうどうでもよくなっている。例えばなんかすごい映像作品を作ったとして、それが誰かの一晩の飯のお供として楽しく機能したとしても、あるいは映画館とかで上映されて1時間なり2時間なりの時間を楽しくさせたとしても、あるいはその時のみならず巷で話題にのぼるほどたくさんの人々を熱狂させたとしても、それって何やっけ、って感じがする。そんなことになったことないから、それはメッチャうれしいことなんかもしれんけど、目標地点とする魅力が弱い。かつては弱く思わなかったのになあ。インポになってしまったのか。ボタン押したらそうなれるなら押すけど、そんなボタンはないし、能力的に努力なしではそうなれない。期待値が低い。
 あと性格も悪い。これ俺は長い間にわたって無自覚だったんだが、けっこう悪い。どう悪いのかという性質的な分析はとりあえず置いておいたとして、客観的に悪い。客観的に悪いからこそ今になってだが気づいたのである。これが客観的には悪くなかったら、一生気づいてないと思う。というのも、よく考えたら、おそらく俺の発言によって俺の周りを去った人間がなかなか多い。特に女。実況時代、えげつない顔が判明してからの配信時代を経てもなお、そこそこ女からのアプローチはあったのだが、そのすべてが最終的には俺の周りから消え去っている。例えば、ある女配信者は俺のことを好きだと言っていたが、俺は「どうせネタで言ってんだろ」とか「彼氏おるくせにうるさいわ」とかいろいろボロクソに言ってしまって、最終的には別の男配信者と付き合ってヤリまくってどっか行った。別のある女配信者は、いつだったか、別の男配信者にお互い誘われて、ネット麻雀をやる機会があって、その時にすげーファンだと言ってくれたが、俺はまた「女ってこういうところあるよな」とか「クソ女らしさが出てる~」とか言って消え去ってしまった。ある女視聴者は、年季の入った俺のファンだと言ってくれていたが、「じゃあ会おうよ」とか誘ったらまごまごしていたので、「まごまごすんなやめんどくせー」という主旨のことを言ったら消えてなくなった。あれ? 俺が悪いやん。性質的分析できとるが! 単純な帰納でびっくりしたわ。基本的に男配信者も仲いいやつほとんどおらんし、よく袂を分かつし、やっぱり性格悪いんやろうなあ。わずかに書いた先述の発言からしても、みなさんは気づかん方がどうかしとると思うんかもしれんが、本人は自分の息の臭さになかなか気づかんのよな。なんで性格悪いんやろ。照れ隠しのためにロクなこと言わんのかなあ。なんかガッカリやわ。機械的にとにかくへりくだるとかが単純な対策として浮かぶけど、それ我慢ならんもんなあ。「おごりが当たり前~」とか言ってる女にはボロクソ言いたくなるし、「太ってるお腹触りたい~」とか言う女はナメとんかって思うし、そのナメを指摘せずにはおれんし、やばいな。えっ不治の病。悲しくなってきた。でも俺が生まれのクソ環境から立身するにはそういうねじれ方するしかなかったからなあ。レベルEの、雨季と乾季の差が激しすぎて、オスがメスを捕食する生物が知性を持ってしまった悲劇を思い出すわ。困るわあ。
 そういう世界観なのに、孤独が趣味的生活を追い落とすんだよな。楽しく生きているはずなのに、なんか虚しい。大きな物語がない。自分の外に弱点を持たないようにしてるから、俺の脳内に楽しい物質が流れていればそれでいいとなってしまう。覚醒剤でよくなる。俺以外の領域にある何かもいい状態にしないと楽しい物質が流れない、という状況でないから張りがない。じゃあ唯我的ではなく、そういう生き方をすればいいのに、めんどくささと損得勘定がそれを妨げる。孤独が趣味的生活を追い落とすと先人が言い、20代は笑っていたが、30代も半ばに近くなってだんだん肉薄してきている。自分がそんな性質だったことに驚くが、けっこうもう後戻りできないところまで来ている。生活は容易には変えられん。性格も容易には変えられん。ただただ孤独が迫ってくるが、その欠乏のシグナルに応えることは総合的に考えて無理である。対症療法を続けていくしかないのか。不毛である。

ポケ森、最近Amazonで買ったもの

 おはようございます。ただいま、早朝6時半です。すっかりポケ森に生活を支配されてしまっているRevinです。

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 ほぼ欠かさず3時間ごとに動物のお願いを叶え、周りにも俺の奴隷レベルを超える者はなかなかいないぐらいに成長しました。クリスマスイベントが始まるや、いち早くサンタコスを揃えました。もともとプレゼントを配りまくっている実態に、ようやく見た目もついてきたというところでしょうか。なぜこんなにもポケ森をやっているのか、自分でもよく分からない。ポチポチやる作業ゲーが、俺の嗜好にマッチしているためでしょうか。ゲームのパラメータやルールがシンプルであるというもの大きそう。

 前にやってたはてなダイアリーよろしく、いよいよ更新頻度も落ちてきて、連日だったのに、週1、月1、季刊、となり……そうなところを、すんでのところで回復したりしている。これは、はてなブログのアプリをスマホに入れて、自分のブログを時々見返したりするおり、購読しているブログの記事も読む機会が増え、それを見て刺激を受けているからですね。いい感じに導線を設けることで、継続率、復帰率を向上させるという施策にずっぽりハマった事例と言えるでしょう。導線大事やね。

 とはいうものの、当初のような勢いはない。こっちのブログに引っ越した当初は、やれ商品紹介をやっていくだの、やれMRIの結果を載せて医者の読者に診てもらうだのと息巻いていたけども、さすがにそれほどの気概は残っちゃいない。MRIに関しては結局データを取りに行くのが面倒で取ってないし取る気もなくなってしまった。すいません。物事って、どうせ絶対やることになるから後でいいよと思っていても、やらないままになることってやっぱりありますな。

 しかし商品紹介はやっておこう。だいぶ書くことのストックがたまっている。

 そんで、いきなり商品じゃないものになるんだけど、前にクレジットカードが不正利用されたという記事を書きまして、

 これで結局発行し直した従来のカードはもうあんまり使わず、新しくAmazonMasterCardを作って、それを使っている。

  ↓のゴールドもあるんだけど、俺は↑のクラシックにした。

  これで買い物すると、Amazonポイントが貯まる。Amazonポイントなんて現金みたいなもんやし、山ほどポイントがあっても使わないことなんてない。ので特典の兌換性としては申し分ない。そこでこの2種の特典の比較なのだが、ざっくり言うと、

ポイント還元率

  • クラシックはAmazonでの買い物で1.5%(プライム加入で2%)、他での買い物は1%。
  • ゴールドはAmazonでの買い物で常に2.5%、他での買い物は1%

年会費

  • クラシックは年1350円だが、カードを年1回以上使うと年0円。
  • ゴールドは年10800円だが、リボ払いオプションとか適用したりすると割引が適用されて年4320円に。オプションの全適用条件は、ざっくり年6回以上のカード利用。あとプライムもついてくるので、3900円浮いて、割引と実質を考えると年420円。

入会時のポイント特典(これは時期によってすごく変動するっぽい)

  • クラシックは5000ポイント
  • ゴールドは7000ポイント

その他

 という違いがある。割引が全適用された上で、ゴールドの年420円のもとが取れるカード利用額は、420円÷0.5%(Amazonでの買い物の還元率2%(クラシック/プライム加入時)と2.5%(ゴールド)の差) = 84000円/年のAmazon利用、ということになる(Amazon以外での買い物に差はない)。まあ~微妙な額である。今の生活スタイルだと絶対行くと思うんだけど、Amazonでの買い物はすべてこのカードを使うことにしたら行くかなって感じ。何らかのもっと恩恵の大きいカードを見つけた時、変更する際の障害になりそうでダルさがある。しかもこれはプライムに加入する前提の話で、加入しないなら(加入の恩恵を全く考えず年会費のコストだけのマイナスと考えるなら)プライム年会費の3900円を1%(1.5%(クラシック/プライムなし)と2.5%(ゴールド)の差)で稼がないといけないので39万円/年のAmazon利用が必要になる。これはさすがに行かないような……?ちなみに俺は2017年の11ヶ月間の利用額の合計は198698円でした(調べるツール)。それに、今は普通にプライムに加入してるけど、いつやめるとも分からないというか、いつでもやめられる状況にしておくことのメリットが大きいと判断し、素直にクラシックの方にした。それに、ゴールドの方の割引オプションの「マイ・ペイすリボ」とかいう三井住友のサービスに加入するという条件が微妙だった。これは、カード利用額の返済が強制的にリボ払いになるオプションで、ただしリボの月額の上限をカード利用額上限と一致させる設定が可能なので、実質一括払いにもできるというもの。もともと一括払いのみのところ、リボ払いが可能になるから上位互換なんだけど、リボ払いはまったく利用する気がないし、設定漏れや、サービス・規約の変更によって何らかの手続を経なくては一括払いを維持できなくなるかもしれないこと、Amazon一社に閉じず三井住友が関係して成り立っている割引であることなどを考えると、そのサービスへの加入はリスクが勝ると判断した。あと名前が腹立つ。なんだマイペイすリボって。リボ払いの返済がマイペースでいいのか。じゃあ俺が自然に借金を返済しようと思うペースは100年に1回だから、返済は100年後でええか?

 

  銭湯にバスタオルを置き忘れて失くしたので補充したのだが、馬鹿みたいに安いやつがあったので買った。5枚で1500円のバスタオルってやばい。失くしたのは、昔、ドンキで1枚999円で売ってたやつだった気がする。1500円じゃ1.5枚しか買えん。なんか色合いとかが変にエスニックだが、まあ別に風呂から出た時に身体拭く布の色とかにそこまでこだわりない。さすがに毒キノコみたいな色の組み合わせがネオンみたいに変化するバスタオルとかは嫌だが、そこまでではないのでこれでいい。ちなみに買って実物のありさまを覚えたので最近気づいたのだが、会社の人もこれ使ってて会社に干してる。きっと俺と同じようなプロセスを経てこれに行き着いたのだろうなあ。

 

3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09

3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09

 

  要するにダクトテープである。俺の使っている高い椅子の左のひじかけがぶっ壊れ、買い替えが頭をよぎったのだが、できれば接着することで解決したいと考えていた。金属の瞬間接着剤から、グルーガンとかいう、はんだごての樹脂バージョンみたいな接着器具も試したが、基本的に、体重の一部がかかるようなところに、接着剤系は無駄であった。そんで配信視聴者のススメで買ってみたのがダクトテープ。海外、ことにアメリカでは息をするようにバンバン使われているものらしく、かいつまむとこれでパラシュート作ったりできるほどの強度らしい。で、グルーガン+これでひじかけをグルグルに巻いてくっつけてみた。最初はグルーガンも威力を発揮して、びくともしなかった。これは最高かと思いきや、やはり体重の一部が頻繁にかかる部分であるだけに、数日経つとグラグラしてきた。しかし、それはグルーガンの樹脂がもう接着に寄与しなくなっただけのようで、ダクトテープはグルグルに巻いたもの同士の接合の維持をまだ続けており、1ヶ月ぐらい経った今でもグラグラするだけで取れはしない感じだ。グラグラするからひじを置く時にギョッとするが、まあ慣れかなと思っている。普通に体重の一部をかけられる。さすがアメリカ人御用達の身も蓋もないアイテムである。取れたらまた巻けばええやろ、みたいなノリだ。いい解答だった。

 

 廉価なライトニングケーブル。いやーこんなものがあったんですね。あったはあったんだろうが、サードパーティのケーブルには不信感しかなかった。しかし会社の人が、品質がいいというので、安いし試しに買ってみたら、データ転送等の情報通信としては何も問題なく使える。良い。ただし、俺は最近、iPhoneに↓みたいなバンパーをつけているのだけど(これはバンパーの例で、俺は会社の人が使わなくなったのを貰い受けただけで、↓を使っているわけじゃない)、

 ライトニングケーブルの差し込むところが太くて、バンパーつけてると差さらない。なので最近はバンパーを外して裸のiPhoneを持ち歩いている。バンパーを付け替えればいいんだけどめんどくさいのでたまにしかしない。線も太いので、寝床で繋ぎながら使うなら細い純正を使って、パソコン利用時ならこっちを使っている。

 そういえば、机の端に置くスマホのスタンド欲しいな。机の端にはコップやら水筒やらが置いてあって、何かの拍子に落ちるかもと思って取りにくい場所にスマホを置いてるが、スタンドがあればスペースを確保できるので良さそうだ。

 そういえば、以前の記事で紹介した水筒は、けっこういい感じで使えている。

 片手で持てないので面倒といえば面倒だが、水切れの頻度が低いことのメリットがやはり大きい。

 あと、これも前の記事で言及したのだが、ケトルベルを買った。

 買ったのはこれ。

 

鉄人倶楽部(IRONMAN・CLUB) ケトル ダンベル 錆びないセメントタイプ 8kg KW-781

鉄人倶楽部(IRONMAN・CLUB) ケトル ダンベル 錆びないセメントタイプ 8kg KW-781

 

  トイレ行く時とかに持ち歩いたりすれば、運動になるやん!と思ったりして結局買ったのだが、これはイマイチかも。だって、トイレに行く時にこんなん持たんよ。トイレ行くときは、トイレしたいな~とかしか思ってないから、ケトルベルのことなんて露ほども考えてない。トイレから戻ってくる時でさえ、ケトルベルを持っていかなくてよかったと思っているぐらいだよ。配信中にごくたまに新宝島のメロディーに合わせて持ち上げたりして遊んでるけど、筋力やダイエットに資していることは全くないと思う。もっとちゃんとやらないと、ただただその持ち上げの遊びの際に力んだ拍子に頭の血管がブツッってなるリスク機会があるだけである。ちゃんと使うなら、いいものだと思う。

 てな所ですかね?もう8時半やないか。2時間も記事を書いてしまった。

飽くなき無職への希求は死んでいない

 ニートへの希求、無職への希求を俺はいつでも心に持っているつもりであるし、これまでも持ってきた自負がある。三年前、俺がとうとう普通の就職をしてしまったおり、知人に「気骨のあるやつはいないのかよ~」と言われたことがある。俺は何も言い返せず、ただただ唇を噛むしかなかった。彼の言うとおり、俺にはふらふらした生活を貫きとおす無職力がなかった。しかし、心にはいつも、無職がある。
 行動に一切の強制なく、誘蛾灯に群がる鱗翅のように興味をひかれた事柄に時おり没頭したり、しなかったり、どうでもいい手遊びに興じたりすることが可能な身上こそゴールである。そうなるために生きていると思っている。端的に言うと、ニートや無職に憧れている。こう表明すると、大抵は、ニートや無職に対する煽りだと捉えられるが、とんでもない。本当にそうなりたい。だって、上位互換じゃないですか。ニートや無職みたいな生活ができる状態で、仕事みたいなことがしたいならすればいい。それは強制ではなく、やりたいことだから、やっている。それがやりたくないことだったら、そもそもやらないでいい。途中でやりたくないことに変化したら、すぐにやめることができる。あまりにも特権的すぎる。
 働かないやつはカスだ、みたいなことを言う人がいるが、それは、無職やニートになるわけにはいかない悲しい身の上にあり、その悲しい身の上を、そうでない身の上のやつはカスだと思い込まなければ精神を保てない人間ということなのだと思う。素直に考えたら、Aしか選べない状態より、AもBも選べる状態の方がいいに決まっている。どうせAを選ぶ人でも、Aしか選べない状態ではなく、AもBも選べる状態でAを選べばいい。少なくとも、Aしか選べない状態の方が価値が高いということはない。どれだけ悪く見ても、同じ価値である。また、社会に対して貢献しないのは悪いことだと糾弾するのは、恫喝と何ら変わらないと思う。強盗のようなものだ。人を同調圧力やら規範などで脅して、社会とかいう抽象的で大きなワードを使って薄めてはいるが、自分が社会の下にいることを踏まえて、奉仕しろと言っているだけである。人として、とか、まあそれはもう詭弁を弄するが、我田引水の変奏に過ぎん。この手のヤクザは、聞く耳を持つふりをしないと怖いが、本質的には持たんでいい。これは我々が善悪の善に立っていて悪側の権謀術数への対策としてこうするべきという論ではなく、単なるパワーゲームの心得だ。例えば、転売厨視点での転売糾弾も、聞く耳持たせたもん勝ちの恫喝である。これを押さえていないと、ヤクザに幸せを吸い取られたり、幸せを得る機会を喪失させられたりする。もっと恐ろしいことには、幸せの感受性を変容させられて、ヤクザに殉じることこそが幸せだと思うようになってしまったりする。
 なので、今のところ俺の無職観は、社会貢献ヤクザなどのヤクザたちからは概ね解放されており、その輝きを維持している。無職最高。もうすぐ対象年齢から外れるが、ニート最高。そして、それを実行している人は最高である。無職を将来にわたって実行し続けられる確信を得て実行している人はあまりにも最高だし、将来のことなどまるで考えずにとにかく無職をしている人もなかなか最高である。イデア界の美を目指して橋本環奈どまりといったところか。俺なんかは、仕事なんぞにかまけて、無職をぜんぜん実行できていないカスである。憧憬に身を任せて、何も考えずに無職をやることにビビっているチキンなのだ。どうせすぐお金がなくなって終わってしまうから、それならまだ働いてもう少し生きながらえた方がいいか、と思うぐらいの悲しい身の上であるだけなのだ。だが、そんな現実から目をそらすために、自分を守るために、無職への憧れに泣く泣くマイナス1をかけて、恨みに変換して、それを蔑むことで、無職になれない自分を慰めるような愚行はするまい。どれだけ日銭を稼ぐことに大切な人生の時間を奪われようとも、醜い価値転倒は起こしちゃいけない。それが俺の矜持である。

太っていて困ること

 太っていて良くないことというのはたくさんある。たくさんあるが、俺は太ることを長年やめていない。なぜか。それは食べ物が美味いというのもあるが、太っていて困ることのひとつひとつに直面する時、それ単体の困り具合では、太ることをやめさせるには弱いということがあるのではないかと今日思った。例えば、太っていると食費が高いが「まあそら食費もかさむやろ、こんなけたくさん食えば」と納得してしまうのである。自転車に乗っているとパンクしそうだな~と思うし、実際、常人に比べてパンクするペースがすごく早いのだが、「パンクの修理費なんて5000円ぐらいやろ。まあそんなに頻繁に起こるわけでもないし」と納得してしまう。各個撃破すると弱いのだ。1対100の喧嘩でも、100人を同時に相手するわけではない、せいぜい4、5人ぐらいしか同時にかかってこれないのだ、それを20回そこそこ繰り返すだけだ。とはどこの喧嘩師が言った台詞か忘れたが、1対100をマジでやるのと1対1を100回やるのは意味が違うのである。つまり、太っていて困る状況も、日常の中でひとつひとつ出会うペースで対戦すれば全勝してしまうが、集団でかかってこられれば、負けられるのではないかと思う。なので、太っていて困る状況を箇条書きでたくさん集めて、それをワッと一気に見れば、嫌気がさして痩せようとするかもしれない。

  • 食費がかさむ
  • 肉がかさばって居住まいが悪い
    ⇨寝ていると喉の肉が喉を圧迫して苦しい
    ⇨寝ていると喉の皮が段腹みたいになって外気と接しない部分があり蒸れる
    ⇨腹の肉が段腹になって外気と接しない部分があり蒸れる
    ⇨腹の肉が腹の肉を圧迫して苦しい(作用・反作用のいずれも俺の身体なので)
  • 寝ている時に無呼吸になってしまう
    ⇨頭がものすごく悪くなる(最近記憶力などがやばい)
  • 身の周りの物が壊れやすい
    ⇨服のサイズが異様に大きいので買いにくい
    ⇨服がすぐ股ずれする
    ⇨自転車がパンクしやすい
    ⇨椅子などが壊れやすく、耐荷重をクリアできないので保証されにくい
  • 死にやすい
    高尿酸血症痛風)※罹患中
    ⇨高血圧症 ※罹患中
    ⇨肝機能障害 ※障害まではいかないが進行中
    尿道結石
    ⇨いつでも脳の血管が詰まって死ぬ
    ⇨心臓の負荷が高い
  • 醜い
    ⇨自分の姿で気持ち悪くなる
    ⇨人に好かれない
    ⇨モテない
  • 社会的評価が下がる
    ⇨就職しにくい
    ⇨頻繁に馬鹿にされる
    ⇨能力が低い者につけ入る隙を与える(いい面もある)
  • 課税が検討されている
    ⇨世の中では課税を歓迎する向きがある(彼らが最初共産主義者を攻撃したとき)
  • 保険に入りにくい
  • 医療費がかかる

  まだまだあると思うので、思いついて飽きてなければ追記していきたい。

クソバカレーティング制度を待望

 Twitterでイキる人を見てよく思うのだけど、そのユーザのクソバカレーティングをフォロワー数の隣に表示するChrome拡張が欲しい。クソバカレーティングとは、明らかに間違った情報を真実であるかのように流布したり、真実であることの確実性が著しく低い情報を真実のように流布したりしたアカウントが下方修正を受け、真実を述べたアカウントが上方修正を受けるような指標。真偽の判断は常に公開され、将来にわたってWikipediaのような感じで修正可能。変更の都度、レーティングは再計算される。できれば名言的な論理を用いていることも下方修正の対象にしたい。これは個人的に普段から観測の届く範囲でやってるし多くの人も同様にやっていると思う。わざわざChrome拡張にしたいのは、自分のためだけに使うのではなく、言ってることメチャクチャなのになんか取り繕うのが上手くて言うことを真に受けられているクソバカを「こいつクソバカやぞ」と多くの人に知らしめて信用を失墜させることが目的。クソバカなことを言うことが評判を損なって本人の損になるようにすれば、真実やいい情報を発信するインセンティブが生まれて、流通する情報の質が上がる。なんか情報統制みたいですごく悪いイメージがある提案だと自分でも思うけど、あんまり考える力がない人は考えない方が周りの迷惑にならないし本人も幸福になりやすいのでは?と考えているので、実はいい方法なのではとある程度マジで思う。自由も、あまりにも自由だと何していいか分からず困るという人はいる。同じようなことだと思う。

 全体幸福のために、ある行為のリスクを人工的に生むというのは、刑罰とか、会社を無断欠勤したら給料が出ないなどのしくみがそうであるように、日常的なものだ。飲酒運転したら勝手に口座から100万引かれるしくみが実現したとしたらものすごく減ると思う。俺はユーロトラックシミュレータというゲームをやっているのだが、このゲームではトラックを運転していてスピード違反などをすると勝手に口座から金が引かれる。それでも俺は気が向いた時にスピード違反するが、ゲーム内の金がもっと俺にとって価値あるものであれば、スピード違反をやめるだろう。だって損だから。でもこれは経済規模や基盤などが普通の人にしか通用しないことで、元々全然金を持ってない人にしたら自暴自棄になる可能性を押し上げるだけで結果的に自暴自棄になる人が増え治安が悪化してみんな損するかもしれない。生活保護廃止とかしたら、たぶんそうなる。現実社会にはいろんな人がいるから、実はこの手の現象が起こることを見逃しているかもしれん。でもそうではないなら、スムーズに罰せるしくみはいいと思う。

 クソバカレーティング制度、できてほしいなあ。「地球は青い」とかばっかり言ってるやつがレーティング1位になるというギャグみたいなオチになりそうだけど、別に全体の1位に価値がある指標として扱わなくてもいいと思う。池田信夫とかはこんぐらいで、東浩紀とかはこんぐらいなんだ、というような特定の人たちだけでその数値で比べればいいと思う。見たい~

冷たい水をできるだけ面倒なく飲みたい

 喉風邪を今年もひいた。去年、今年と連続である。俺の場合の喉の風邪というのは、風邪をひいてちょっとしんどくなってア~~という期間が2日ぐらい続くところまでは普通。しかし、その後あんまりしんどくなくなり、ラーメンおよび餃子およびチャーハンしか食べられなかったところが、エビチリをつけることができるほど食欲が回復してきてもなお、咳が止まらず、吐き気が誘発されるぐらいに激しく咳き込むのが二週間ぐらい続くやつである。喉喘息というらしい。まだ二週間経ってないので、今年も二週間ぐらい続くのかは分からないが、まったく同じ軌跡をたどっているから多分そうだろう。なかなか鬱陶しい。

 そして風邪をひいた中で、もっとも面倒だったのが、水をくみにいくことである。前に浄水器を買ってそれから出る水をゴクゴクしていることは書いた。

 

 しかし夏になれば暑くて、これまでは夏でも蛇口から出る水をそのままゴクゴクして別に平気だったのだが、今年はなんか冷たいのが飲みたくなって軽く悩んでいた。ブリタで冷蔵庫で冷やす手を考えたが、俺んちの冷蔵庫は小さいので、水差しなんざドアポケットに入らないし、冷蔵庫のボディ部分に横にして入れると当然水がこぼれ出る。なのでブリタは無理。ということで、横にできる水差しを買った。

 浄水器から出した水をこれに入れて、冷蔵庫で冷やす作戦である。ブリタは水道からフルパワーで水を出して入れればいいのに対して、浄水器の水の出はちょろちょろしているので、ちょっと時間がかかるのがネックだが、ネックはそれぐらいである。これで冷やした水を、タンブラーに入れて飲み、なくなったら冷蔵庫に向かって水差しから水を入れて戻る。水差しの水も枯渇したら、それに浄水器の水を満たして冷蔵庫に入れる。これで冷たい水問題は解決したかに見えた。

 しかしながら、少し前の話に立ち返って、風邪をひいていた間に感じたのは、冷蔵庫との往復の面倒臭さである。寝っぱなしで立ち上がるのがだるいけど、水をよく飲むことが重要だからタンブラーの水を飲む、でも500mlぽっちだからすぐなくなる、往復運動がだるい。これは別に風邪をひいている間に限ったことではなく、普段からもだるい。集中するべき作業をしていることが多いから、いらん中断の機会は減らしたいし、単に面倒でもある。

 どうすべきか。まず考えたのは、足元にミニ冷蔵庫を置くことである。これができれば話は早い。そこに上記のアクリル冷水筒を入れれば、タンブラーの500mlごとの往復が、アクリル冷水筒の2リットルごとで済み、中断機会は4分の1に減る。もっとアクリルが入る冷蔵庫のサイズであれば、入るアクリルごとに2分の1になっていく。

 そしてAmazonで例によって冷蔵庫を探してみると、まあまあの値段でけっこうある。

 

  これは5980円。

 

 これは6999円。

 

 9800円。

 

 47リットルも入るやつでも10800円である。

 1万円で買えるならけっこう安いやん。

 しかも冷蔵庫なら、コーヒーとかビールとか牛乳とかを入れたりもできる。これは素晴らしいのでは?

 と思ったが、レビューを見る限り、どうも結露で水浸しになったり、音がうるさかったり、あんま冷えなかったりするようである。

 しかも捨てる時は、小さいからといって、普通に捨てられるわけではなく、通常の冷蔵庫と同じリサイクル料金がかかるという。

 あと一番の理由だが、こういう欲望を持って、実践した人が周りにいなかった。世界のどこかには存在してるんだろうが、直接質問できる範囲にいないのではダメだ。成功、失敗、留意点などの体験談を聞けない。かといって、すべてを切り開く先駆者になるには、ちょっとコストが勝る感覚。

 なので諦めた。

 あとこれについて生放送中、視聴者に聞いたおり、やけにものぐさを責められたが、設備投資して効率化して浮いたリソースを別のことに投じて設備投資を回収してさらに利益を生むことを目指す活動は、我らが資本主義社会においては正しい姿勢だと思う。他に浮いてる時間をそうすればいいというのも本質的でない指摘で、別の無駄がまだ存在するからある無駄を省くことを否定するのは常にナンセンスだと思う。例えば、俺はミネラルウォーターを買う金をケチって浄水器を導入して、リットルあたり何円とかをケチっているわけだが、そんなみみっちい金を捻出するよりも先にスロットなんかに費やす無駄金を止めろ、などとよく言われる。それぞれの事柄の効用が金銭のみに効くのなら正しいが、スロットをやめるとビガビガによるストレス解消が失われてしまう。子供の頃に「遊んでる時間の半分でも勉強したら、成績が伸びるのに」と言われた経験はないだろうか。遊んでる時間は、成績に対して無駄であり、例えば飯食ってる時間も成績に対して無駄である。圧倒的に長い遊んでる時間を省くのが成績に対してはより有効であるが、それは成績以外の、例えばやる気とか幸福感とかに大きな悪影響が出る行為であることが多かろう。それなら、飯をパパッと食える好きなものに変えて10分ぐらい稼ぐという、あまり悪影響のない時間の作り方を優先する選択はあり得る。でもやる気とか幸福とかが見えてない、母親とか教師とかの人は、遊んでる時間の方が長いのに飯食う時間を削るとかおかしいと怒る。そういう話である。こういう経験を踏まえていれば、ある他人のそうした判断に直面して、自分が母親とか教師とかの側に立って意見する場面に遭遇しても、こういうのって隠れた変数があるだろうなと慎重に想像し、母親や教師と同じ轍を踏まないようにするのが理性、悟性というものだと思うが……。というような見解の表明も、ある人たちにとってかかれば「効いてる効いてる」で一笑に付されてしまうのであるが……啓蒙は俺の仕事ではないので失礼する。

 話がだいぶ逸れたが、その生放送中に、ものぐさ冷蔵庫却下の代案としてもらったのが、クーラーボックスを使うという手である。しかしこれは、氷かなんかを大量に入れとかないといけないんだろうし、一人暮らしのそんなに大きくない冷蔵庫の冷凍庫で製氷皿並べても足りないだろうし、面倒そうであるのであまり考えなかった。

 したら往復を甘受するのか……というところで別の代案としてもらったのが、魔法瓶に冷たい水をいっぱい入れとくという手である。

 

サーモス ステンレスポット 2.0L ステンレスブラウン THV-2001 SBW

サーモス ステンレスポット 2.0L ステンレスブラウン THV-2001 SBW

 

 これは正直、シビれた。クーラーボックスほどは氷を入れられないが、魔法瓶ぐらいになら必要な量の氷は作れる。俺が冷やした状態を維持したいのは、けっこうな時間が経っても水が悪くならないようにするという意味もある。だから冷蔵庫という発想が最初にあったのだが、水だけを冷やすなら別にこれでも同じ効用が得られる。電力ではなく氷および容器の保冷効果により冷たさを維持する。10時間ぐらい維持できるという話である。これだッ!と思ったが、これに入った水をさらにタンブラーに移して飲むわけで、冷水筒→ポット→タンブラー、と移し替えすぎである。面倒臭さが頭をもたげる。なんとかならんか?と思っていたところ、出てきたのが水筒という選択肢である。

 

 結局のところ、俺はこれを買った。直飲みできる水筒。ということは、でけぇタンブラーみたいなものである。これで移し替えをひとつ省略できる。素晴らしい!

 そしてそれがさっき届き、さっそくアクリルで生成された冷水と氷を合わせて入れて飲んでみている。

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 めちゃくちゃデカイ。よく考えたら2リットルの水は2キロあるのである。はっきり言って、片手で持てない。あと氷をいっぱい入れているので、冷たすぎる。今のところ、往復する面倒を省略できた喜びが、両手で持つツラさよりは上、っていう感想だが、それは新しく買ったもの補正かもしれない。メリット・デメリットが出揃うまでは、しばらくかかりそうである。

 今、ちょっとまた飲んだが、頭が痛くなるぐらい冷たいわ! ちょうどこの水筒の裏に映っているグラスに氷を満たして、それに紅茶を注いで飲む時は、そんなに冷たくならないまま氷がなくなるのに、水筒の保冷効果をもってして氷と水を閉じ込めたら、これ限りなく0度に近づいとるね。やりすぎや。氷入れないバージョンも試すべきやね……。

バイオリズムの谷

 ぐおおお、クレジットカードの番号が流出して不正利用されてしまったようだ。不逞の野郎がよぉ。8月の末に登山用品店で6万ほどの買い物をして、直後にそれをまるまる返金してやがる。おちょくってんのか。そしてその直後、今度は旅券を6000円ほど買ってやがる。これは返金されてねぇ。コラァー!

 ということでこんな夜遅くにクレカ会社に電話をして、これらが身に覚えないんじゃと言って対処をしてもらう。今のカードは使えないし、再発行に最悪1ヶ月強ほどかかるおそれはあると。なんちゅうことなんや。ほとんどの買い物をカードで済ませている俺としてはかなりの痛手。AmazonやSteamで買い物できなくなっちゃう。それに種々の支払いもクレカでやっていたのが止まってしまう。何に登録しているか把握してない。過去の明細を見て、定期課金しているサービスの割り出しもしなくては……。なんたる面倒臭さ。

 なんでまた急に流出したのか、という心当たりが俺にはすげーあるのだった。8月半ば、ある寝苦しい朝……いや昼……いや夕方だったか。俺は寝起きでiPhone片手にトイレに立ち、便器に座ってメールチェックをしていたのだった。ちょうどクレジットカードの期限が更新されたばかりの頃だ。AppleからHTMLメールが来ていた。AppleIDの情報の更新が必要だと。ああ、カードの情報のことやな、と思って俺はホイホイとカード番号などを入力したのだが……。よくよくメールの文面を見ていると、Appleにはあるまじき不自然な日本語が混じっていた。あっ、と思って入力完了したスマホの画面を見ると、普通にhttpsapple.comである。しかしメールに立ち戻ってボタンのリンク先を見てみると……。apple.com.nantoka.kantoka.comだったのである。ギョエー!詐欺サイトやないか!寝ぼけていたとはいえ、プログラマだっつって、キーボードかたかたして金稼いでる上に、ITの世界の何たるかを教えてやるよなんつって、プログラミング講座動画まで作っている者が、怪しい日本語しかのたまわぬ低レベルな詐欺集団にハメられるとは……。最悪の朝……いや夕方である。それも間抜けだが、パスワード変更と2段階認証を設定しただけで安心し、クレジットカードを抜かれている可能性をウッカリした上に、使われるまで放置していたとは……。すぐさまパスワード変更などしたとはいえ、それまでに数分間はあったわけだから、真実のデータを俺からインプットされた相手は自動化により瞬殺で情報閲覧である。クレジットカードに関しては、セキュリティコードを見ることまではできないだろうと思っていたが、セキュリティコードなくても決済できるサービスはあるもんな。すぐさまカードを止めるべきであった。まあ金銭的な実害は、今に至ってもたぶんないんだろうが、カードの再発行を待ってそれまで使えなかったり番号が変わったりカード会社の聴取に応じたりする手間がかかったりするのは必至だ。めんどくせーーー。でも自業自得である。これが原因であると確定したわけではないが……たぶんこれだろう。はー、参った。

 俺はこの頃、寝起きにろくでもないことをしがちである。先日も、寝起きでトイレに行ってその帰りに閉めたドアをしたたかに右足の小指にぶつけ、盛大に爪が割れるという事故を起こした。北斗の拳ケンシロウに秘孔を突かれた時のうめき声選手権にノミネートされてもおかしくない何らかの叫びを上げた後、小指をティッシュにくるんだまま俺は二度寝したのである。もうめちゃくちゃや。最近寒くて風邪っぽいしよ。歯の詰め物がまた取れて歯医者に通うことになったし。しかもその歯医者はハズレっぽいし。散々だ。なんか俺の努力や注意によって回避できるタイプの厄災が多い気がするが、とにかく災難なんだ。ああ参った。